今自社劇場プチテアトルPETIPAの演出を手がけている私ですが、教えていただいた様々なことが本当に役立っています。
特に女性が演じる「男役」ですから本当の男性に教えていただいたことはとてもありがたいことでした。
(以下桐生のぼる著書「なぜ、下級生は廊下を直角に歩くのか?」より)

男はズドンと立っていろ!!


(写真は桐生の個人的なアルバムから「ベルサイユのばら」オスカルです。)

これは今でも鮮明に覚えているエピソードです。
当時トップスターだった鳳蘭さんを筆頭に、男役ばかりのダンスの場面の稽古をし
ていました。格好良い見せ場です。私はまだまだ下級生で男役ばかりのこんなステキ
な場面に早く出たい! と思っていましたので、目を皿のようにしてどんな場面も見
逃すまいと見ていました。
すると途中で突然、男性の振付の先生が大声で注意をしたのです。
「そんなにゴソゴソ動くな! 男はズドンと立っているだけでいい! こちょこちょ動くから男に見えないんだ!」
衝撃的でした。少しでも格好良く見せるための工夫、つまり目線をどう移すか、振
り向くときに手をどこにおけばいいか、などの細かい動きの工夫はしていても「何に
もしない」ということ、そぎ落とすことこそが男性に見えるのです。
考え方が180度変わった出来事でした。

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